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脱毛治療薬の実用化まで約10年!!なんでそんなに時間がかかるの?

東京医科歯科大学の西村栄美教授らの研究チームは加齢による薄毛や抜け毛のメカニズムを発見。毛の再生に必要な毛包幹細胞が老化することによって、薄毛は進行すると言われているのです。ここでは脱毛治療薬の実用化について説明します。
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【毛包幹細胞の維持には17型コラーゲン摂取が大切】

西村栄美教授らの研究によると毛の再生に必要な毛包幹細胞は老化によってDNAが損傷され、17型コラーゲンの分解酵素が大量に出るようにしてしまいます。この17型コラーゲンが減少してしまうと、毛包はミニチュア化してしまい育毛できない状態になってしまうのです。つまり薄毛を改善するためには17型コラーゲンの減少を抑制することが重要。薄毛を改善できる脱毛治療薬が完成するまでには5〜10年はかかると西村教授は述べています。

 

【なぜ脱毛治療薬の実用化まで10年もかかるの?!】

薄毛の原因には毛包幹細胞の老化が考えられ、17型コラーゲンの減少も影響していると言われています。つまり脱毛を治療するためには減少した17型コラーゲンを摂取して、毛包幹細胞の老化を食い止める必要があります。しかし現時点では17型コラーゲンを体外から摂取する方法がありません。そのため治療法を開発するためにはまずは17型コラーゲンを作り出す必要があり、それにかかる研究期間は長くなってしまうかもしれません。最低でも脱毛治療薬自体が実用化するために10年程度の長い年月がかかることを覚悟しなければならないのです。まだ分かっていない部分も多いので、しっかりと研究を続けていく必要があります。

 

【幹細胞から毛を増やす研究もおこなわれている】

西村教授の研究とは別に海外では幹細胞から毛を増やすための研究もおこなわれています。どんな細胞にでもなれる能力をもつ多能性幹細胞をマウスに移植したところ、幹細胞が毛を生やすための細胞に変化。さらにその細胞から毛が伸びることに成功したのです。海外では日本とは異なる観点からのアプローチを続けており、早期に効果のある脱毛治療ができるように日々研究されています。